レジリエンスとは
レジリエンスとは、精神的回復力、抵抗力、復元力などと訳される心理学用語である。
一般的には何か困難に陥った時に、それを修復しようとする力という意味で用いられることが多いが、学術的な定義としては、精神科医であるボナノが述べた「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」という言葉が使用されることが多い。
PTSDについてのある研究では、心的外傷体験にあったことのあるのは人口の50%だが、実際にPTSDになるのは10%ほどであるとしている。
レジリエンスがあれば外傷体験から立ち直り、また平穏な日常生活を送ることが出来る。
近年になってから言及されるようになった概念なので、さらなる研究や臨床への応用が期待されている。
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