PTSDとは
心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic stress disorder)は、命に関わる出来事や、事故、天災、虐待などが原因で長期にわたって苦痛を感じ続けるストレス障害である。
歴史的には、ベトナム戦争帰還兵に特徴的な症状を示す兵士が多かったことからその研究が始まった。
診断におけるポイントは三つあり、動悸や過度な不安などの過覚醒症状があること、ストレスを受けた出来事や場所などを回避する傾向があること、ストレスを受けた出来事を追体験するフラッシュバックがあることなどである。
PTSDの治療については多くの研究がなされており、認知行動療法やEMDRなどの治療法はその有効性が認められている。
投薬治療においては抗鬱剤であるSSRIの有効性が支持されている。
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