アセスメントとは
医師は病理を「診断」し、それを「治療」する。
心理職をはじめとした支援職が、問題をこの医師のモデルに当てはめた時、問題を「査定(アセスメント)」し「支援(セラピー)」を行なうという風に使う。
医師のモデルでは、病理という明確な原因があり症状が出ていると考えるが、支援職の場合、病理を含めたクライアントの性格的特長や発達的特長、人間関係などが複雑に絡み合って問題が生起すると考える。
つまり、問題を生成しているクライアントの特徴を一つずつ仕分けしていく行為なのである。
また、医師のモデルが病理というネガティブな側面だけに注目していくのに対し、アセスメントはクライアントの持っている良い要因も発見し、問題に対してどのように有効利用できるかも考えていく点で、診断とは異なる行為なのである。
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